来院いただく患者様へ
ホワイトリーフデンタルクリニックの基本ポリシー
当院では、世界最高レベルのクラスB滅菌や汚染粉塵が院内拡散しないように口腔外バキュームの設置などの感染予防対策を徹底して、虫歯や痛いところの治療だけではなく、予防歯科に力を入れております。
お口の健康を良い状態で保つために定期的な口腔検査やPMTCなどのクリーニングの実施のほか、お子様の場合にはカリエスにしないために親御さんが気をつけるべきことを説明したり、食事、歯磨き指導など予防方法について丁寧に対応して参ります。
お口の健康に関わる、どんな小さな悩みでもご相談ください、私たちと一緒にカリエスフリー(虫歯ゼロ)を目指して解決していきましょう。
矯正歯科も行っています
歯並びが整っていないと虫歯や歯周病、かみ合わせの不具合等、様々なお口の トラブルを引き起こす原因になります。
子供の乳歯は大人の歯が正しいところに生えてくるための大事な道しるべです。生え替わるからといって、むし歯をそのままにしておくと大人になって影響が出てきます。
当院では月に一度、矯正認定医による矯正診療日を設けています、まずはお気軽にご相談ください。
滅菌・感染防止への取り組み
世界最高水準の滅菌環境と運用システムで全ての治療にあたります。
ホワイトリーフデンタルクリニックでは、世界で最も厳しいヨーロッパ基準・クラスB(class big)の滅菌レベルをクリアした滅菌器を導入し、全ての治療で、すべての患者様それぞれにクラスB滅菌レベルの器具とディスポーザブル(使い捨て)をご用意して、最新・最高レベルの衛生管理のもと診療に臨みます。
患者様のお口に入る全ての器具は患者様ごとに滅菌して使用します。歯の悪い部分や、詰め物や被せものを歯と一体化させるためにミクロンレベルで精密に形を整えなければなりませんが、その際に使用する切削器具が、空気圧を利用した高速回転の「タービン・ハンドピース」です。
ホワイトリーフデンタルクリニックではすべての器具類はもちろんのこと、タービンも全て個々の患者様専用に滅菌して診療いたします。治療時の感染リスクがなく、安心して受診いただけます。
ClassBと言うことはClassAもあるのでしょうか?ClassBというと、もっとレベルの高いClassAがありそうですよね?実はそれはないのです。
従来からの一般的なオートクレーブ(蒸気滅菌・ClassNカテゴリー)も、医科でも幅広く使われ評価されている方法ですが、当院で導入のClassB滅菌器は、真空下での複数回の滅菌処理によりさらに上回るレベルの滅菌ができるものです。
汚染粉塵を院内に飛散させない工夫〜口腔外バキューム
歯科の治療では歯を切削することで少なからず粉塵が出ます。その粉塵は虫歯に汚染された部分を削り取った部分も含まれています。
そんな汚染された粉塵が診療室内に飛び散らないように、強力なバキューム装置を使って患者様のお口元でみんな吸い取ってしまいます。
せっかく器具類を最高レベルで滅菌していても、部屋の空気が汚染されていたら台無しです、滅菌レベルの高さに加えて感染源の飛散・拡散防止として大活躍する歯科専用の設備です。
矯正治療の要・セファローデジタルパノラマ撮影装置
矯正治療に欠かせないのが、頭部全体を撮影できるX線撮影装置です。当院では従来の1/10以下のX線量で鮮明な画像の得られるデジタル式を導入しています。 大人の方もさることながら、お子様の治療が多い矯正治療において、抜群の安全性を確保しました。
診療のすすめ方
初診時に問診や口腔検査、X線パノラマおよびデンタル撮影、必要であれば口腔内模型により咬合検査などを行い、総合的な検査をし、お口がどんな状況なのか、なぜこうなったのかなど問題点を発見します。
診断と治療計画のご説明検査結果をもとに、患者様に最適な治療計画を立てます。ご説明やお話し合いを通し、患者様のご要望をお聞きしながら十分ご納得いただけるようなプランニングにしていきます。
かみ合わせを適正な状態に改善するため、全顎的な治療になることもあり、その場合、患者様の治療への積極的な協力と時間が必要となることもあります。
診療期間中は衛生士がお口のメインテナンスを行いながら、患者様と一緒によりよい結果を導き出せるように進めてまいります。
治療完了後のメインテナンスせっかく治療をしてもお口に中の環境や食習慣がそのままでは、また再発してしまいます。定期的なチェックにより、健康なお口をずっと維持していきましょう。
滅菌、消毒の豆知識
ここでは滅菌について少し詳しく解説しています。
ある環境の総ての生命体を殺滅することを滅菌(sterilization)といい、目的の病原菌だけを殺すことを消毒(disinfection)といいます。 消毒の目的は、微生物による汚染の危険性を低減させ、感染を予防することにあります。 その目的を達成するには、対象となる微生物の特性を把握して、適切な消毒剤・消毒方法を選択する必要があります。
近代細菌学の祖とされるパスツールにより、ある種の微生物は100℃の煮沸でも生き残ることを発見し、完全な滅菌をするために120℃まで加熱することを提唱します。 そこで120℃以上の高温になった蒸気を、滅菌したい器具類にあてて滅菌する方法が考案されました。これが現在一般的に普及している蒸気滅菌です。
「消毒」と「滅菌」はどう違うの?「滅菌」とは器具に付着する全ての細菌やウィルスなどの微生物をすべて死滅させることを言います。 「消毒」と混同されがちですが、似ているようですがじつは全く異なるものです。
・滅菌:有害な菌も無害な菌も関係なく、全てを死滅させる行為です。
・消毒:感染症が発症しない数まで細菌を死滅させる、目的レベルまでの行為です。
「感染予防」という観点では、人間の体内や血管の中は無菌状態であると考えるため、無菌の部位に入っていく治療器具・器材は「無菌」でなければならない、 つまり全ての微生物を死滅させる「滅菌」が必要です。
「滅菌」はどのようにするのでしょうか?医療分野では一般的にオートクレーブと呼ばれる蒸気滅菌器が使われています。
器具に付着した微生物を130℃以上の高温蒸気にさらすことで、構成しているたんぱく質を変性させ死滅させる仕組みです。
信頼性が高く、広く普及していますが、もし蒸気が当たっていない部分があれば、そこにいる微生物は死滅せずに残ることになります。
一般的な蒸気滅菌器は蒸気と空気の重さの違いを利用して蒸気を行き届かせる方式ですが、それだと特に複雑な形状の器具の表面や、
管状のような細い内面には空気がとどまりやすく蒸気が当たらない部分ができる可能性があります。
- Class B
- 滅菌前、乾燥時に数回の真空状態を作り、複雑な構造や形状の器具の細部まで蒸気を行き渡らせることができます。(当院が導入している、世界で最も厳しいヨーロッパの滅菌基準です)
- Class S
- 滅菌前の1回、真空状態を作りを行い高圧蒸気滅菌します。その方法で蒸気が行き渡る構造の器具に対して使用します
- Class N
- 蒸気と空気の重さの差を利用して空気除去を行います。一般的に広く使われているの高圧蒸気滅菌で、蒸気が回りにくい細い管の中など、器具の構造・形状によっては滅菌が不十分になる可能性もあります。
世界の医療滅菌基準の中で最も厳格なEN13060規格を満たしたもので、グローバルスタンダードとなりつつある先進の滅菌システムです。
ClassB滅菌では滅菌対象物を入れた滅菌チャンバー内で蒸気注入と真空工程を3回以上繰り返すことで、蒸気を器具の内側、外側にかかわらず隅々まで十分に行き渡らせることができます。
蒸気と空気の重さの差を利用した、いままでのオートクレーブでは難しかった器具の内外・細部まで、蒸気を確実に行き渡らせることができるため確実でレベルの高い滅菌が可能になりました。
最高水準の滅菌と言われるゆえんがそこにあるわけです。